睡眠障害、ふたたび

今夜はふたたび、睡眠障害に悩まされています。寝つきが思わしくないのです。入眠障害、ですね。僕の場合、寝入ったら朝まで熟睡ができますので、睡眠障害に限っていえば、入眠障害だけが悩みの種です。

 

こういう夜は決まって「あれが原因だろう」とか「あれはまずかったな」などと「ひとり反省会」を開くのですが、答えが出た試しはありません。また、こういう夜はNHKで「ラジオ深夜便」を聴きます。アンカーのゆったりと落ち着いた声を聞くと、気持ちが楽に、そして穏やかになるので、不眠症で悩んでいるかたにはおすすめの番組ですよ。

 

ところで、眠れない夜、皆さまはどう過ごされるのでしょうか。僕はラジオを聴いたり、読書にふける程度のことしかしていませんが、ふと「みんなはどうやって乗りきっているのかな?」と気になりました。眠れないって心身ともにつらいですが、布団にはいり、がんばって目を瞑っているかたもいるのかな?

 

この睡眠障害さえ安定してくれれば、僕は病院のデイケアやB型作業所になら通えると思っていますし、これには主治医も同意見のようですが、いかんせん、この睡眠障害が深刻を極めていまして(換気扇の油汚れの如くの頑固さ(笑))、いまだ実現には至っていません。

 

デイケアは無理なく自分のペースで通えますし、B型作業所なら雀の涙程度ではあるものの作業工賃をいただけます。したがって、僕にとってはどちらも魅力を感じます。

 

あ、書き忘れましたが、現在、僕が飲んでいる睡眠薬は、レンドルミンジェネリックである「ブロチゾラム」というお薬です。これを寝る前に0.25mg飲んでいます。これで調子のよい夜もありますが、たまに今夜のように寝つかれない夜もあります。なんかこう、レンドルミンの気分次第って感じで(^_^;) ですから、レンドルミンの機嫌に振り回されっぱなしです。

 

夜は長い。できるだけ寝られるように準備を整えながら、本でも読んでいましょうか。

おやすみなさい。

久々の投稿

皆さま、お久しぶりです。長らく記事を書いていませんでした。体調はぼちぼちです。

 

今回はとくに決まった話があるわけでなく、近況報告ができたらいいな、と思い書き始めてみました。

 

近況報告といえば、近々、ジプレキサ(オランザピン)錠が中止になりそうです。先生に「オランザピンが効いている感じがあまりしません」と話したところ、先生が「では、オランザピンをやめて、その分をエビリファイ(アリピプラゾール)に回しましょう」とご提案なさったのです。

また、私が「オランザピンは太るからいやです」と、オランザピン錠の忌憚ない感想を話したことも、オランザピン錠中止の理由のひとつのようです。

 

その反面、エビリファイ(アリピプラゾール)錠は、よく効きます。おそらく、私の体質に合っているのでしょう。

なお、エビリファイ錠は現在、18mg/日ですから、先述のとおりになるのなら、毎食後に3mgずつ増えるのかな、と推測されます。余談ですが、統合失調症の治療に於けるエビリファイ錠の最大量は、30mg/日だそうです。

 

私の主治医はベンゾジアゼピン系の薬剤の処方を避けますので、睡眠薬レンドルミン錠が、ベンゾジアゼピン系でない睡眠薬に変わる可能性が濃厚です。以前はデパス錠も処方されていたのですが、先生の指示でデパス錠が処方されなくなりました。そのとき、デパス錠に代わる薬剤としてレボトミン錠を処方していただきました。このレボトミン錠は、頓服薬として現在進行形で服用しています。私が危惧していたデパス錠の離脱症状も起こらず、杞憂に終わりました。

 

このような感じで私は今日もなんとか生きています。

 

これからのこと

統合失調症を罹患して19年目に突入しました。未だに自宅での療養生活が続いており、社会復帰の目処は立っていません。そうはいっても、何かしら前を向いてせねばならない事に変わりはありません。

これまでに実に様々なリハビリをしてきました。それは、散歩や語学学習などです。主治医や病院のワーカーさんからは、地活やB型作業所を勧められ、登録して何度か通ってみましたが、これらはうまくいきませんでした(理由は人間関係の構築のむずかしさ)。

そろそろ梅雨明けだと思うので、これを機に再び散歩の習慣をつけようかな。でも、エレベーター(わが家はマンションの高層階)で近所の人といっしょになると気まずいんですよ。ほとんどの人は、私が精神障害者で、こういう生活を送っていると知っているのでなんともありませんが、ごく一部には、私の病気の事を知っているにもかかわらず「あら?きょうはお勤めないのかしら?」とか「いいわね〜遊んで暮らせるから。あなたのお父さんも遊んでるって思っているんじゃない?」等と皮肉を言ってくる人(その全員がBBA&老害)がいます。だからいやなんですよ、外出するのが。

深夜のコンビニは、怖じ気づかずに行けますが、日中は本当にもう鳥肌ものですよ。手首や腕に傷跡もありますし(前述したBBA&老害に限って干渉してくるからたちが悪いや)。

そんな訳で、定期的に外出する案は、却下せざるを得ません。

たまには市街地までバスで出て、散策するのもいいなあ〜なんて思いながら、エレベーターの一件により、断念しています。

これからの事を考えるに当たって、やはり近所の目が気になりますし、繰り返しになりますが、下手に干渉されるのは御免やな、と思うわけですよ。

何かしらの解決策&打開策を、どうにか見つけたいと思います。

 

誤診

私はこれまでに8名の精神科医に診てもらった。「名医」と思う医師もいたが、それは1名だけで、残りの7名の精神科医は、私に言わせてもらえば、いわゆる「藪医者」だった。

私の現在の傷病名は「統合失調症」だが、前述した7名の精神科医は、私に「アスペルガー症候群」だの「うつ病」だの、適当な診断を下した。

たしかに、精神科の病気は目で見られないうえに、症状が酷似する場合も多々あるから、先述した「適当な診断」を、一概に「誤診」とは言い難い。たとえば、統合失調症アスペルガー症候群で見られる「人付き合いの困難さ」は、非常に見分けづらいと本に書いてあるし、統合失調症双極性障害の「興奮(高揚感)」も診断が難しいと聞いた。双極性障害と正しく診断されるまでに平均して8年もかかるという話は、なるほど、合点がいく。

しかし、明らかな誤診の場合もある。だいたい、私をうつ病と診断したY先生は、私にうつ病と診断しておきながら抗うつ薬を一切処方しなかった。これは未だに謎だ。

また、私を不眠症と診断した別の医師が、私に抗精神病薬ミラドール)を処方した理由も解明できずにいる。

もちろん、精神科医療に「この病名にはこの薬」というセオリーがないようなものという知識は、素人の私にも少なからずある。しかし、うつ病と疑うのなら抗うつ薬を処方するのが一般的だし、百歩譲って例のY先生が私を「もしかしたら、双極性障害かもしれない。安易に抗うつ薬を処方して躁転したら拙い」とでも考えたとしても疑問が残る。そのような場合なら、リーマスデパケンなどの気分安定薬を処方するはずだからだ。

もしこの記事を医療従事者が読んでいたら、さぞや私を馬鹿にするだろう。素人が何を偉そうに、とね。でも考えてみてほしい。

理由は二点ある。まず、精神科に20年も通院していれば、いくら素人とはいえ、ある種の「勘」が働くこともあるし、素人なりに自分の病気について学ぶ(知識を得る)。

次に、薬というものは結局のところ、飲んだ本人にしかわからないものだ。よって、いくら周りで好評の薬でも自分に合わなければ意味がない。そう、薬は「諸刃の剣」なのだ。また、副作用の感じ方にだってばらつきが生じるのが普通だ。

今回の記事は、半ば私の個人的な愚痴のようになってしまったが、精神科にかかるときには、主治医との「相性」はやはり大事である。

誤診を招かないためにも、治療のためにもね。

鬼門の6月

もうすぐ6月ですね。6月は、地域にもよると思いますが、ここ愛知県では、梅雨の最中です。

そんないやな梅雨どきは、大半の人が不快感をあらわにしますよね。かくいう私もその一人です。ただ、いわゆる「健常者」とはちがう理由があります。

それは、精神状態の悪化のおそれです。思えば、統合失調症を発症し、初めて精神科に入院したのも6月の下旬でした。だから、これがトラウマになっているのかもしれません。

まあ、入院する(しなければいけない)ほど精神状態が悪化するとは思えないし、またそんなふうに思いたくもありませんが、すくなからず精神状態に悪影響を及ぼすのではないか、と睨んでいます。

病気を発症した平成12年以降、6月に入ると必ず調子を崩す「鬼門」を、切実にどうにかしたいと思っています。

精神科受診日

昨日(5月9日)は、月に一度の通院日でした。6:50に起床。簡単に朝食をすませ、身支度をし、バスに飛び乗りました。バスに揺られて10分とすこし、K市民病院バス停にて乗り換えです。そこでまた別なバスに乗り、乗ること15分くらい、病院の最寄りのバス停で下車、すぐ目のまえにあるコンビニで、缶コーヒーと煙草を購入。一服をしてから病院に向かいました。

 

病院に到着。大型連休明けで混むかな、と覚悟していましたが、さいわい、さほど混んではいませんでした。診察券を専用の箱に入れ、待合室で待つことおよそ2時間半、ようやく呼ばれました。

 

診察室のドアをノックして、入室。あいさつを交わし、いよいよ主治医の診察が始まります。最近、夜が近づくと精神が不安定になりがちなので、まずはこれを報告。つぎに、前回の診察で処方していただいたエビリファイ錠が奏効している旨、先生に告げました。

 

結論から書くと、前者は「統合失調症からくる妄想」とのことでした。統合失調症の患者さんには、「戦争が始まりそうだ」とか「スパイが見張っている」などという妄想が散見されるとのこと。さいわい、エビリファイがよく効いているため、エビリファイジプレキサはこのままつづけましょう、とのことでした。

 

また、先生の方針により、不要な薬剤ードラールリーマスジェイゾロフトなどーをすこしずつ削っていく方向へ前進しました。昨日の診察ではまず、ジェイゾロフト100mgが半分の50mgに、寝るまえに飲んでいたドラールが15mgから7.5mg(半錠)に減りました。減薬は僕も大賛成なので、うれしかったです。

 

日課としている散歩や語学学習は、このまま無理のない程度につづけていきましょう、とも言っていただき、前述した妄想には、頓服のデパス錠を「1日1錠」→「場合によっては2錠まで可」としていただけました。

 

その後、会計をすませ、薬局でお薬を受けとり、バスに乗り帰宅しました。

 

15時からは訪問看護を受け、順調にきているよ、と看護師さんに言っていただけました。まだ不安定になるときもありますが、これからも治療に励んでいきます。

訪問看護のススメ

私が訪問看護サービスを受けはじめてから、6年以上の月日が流れました。最初はこれほど長く続くとは思いませんでした。

訪問看護とは、外来患者の生活を手助けする福祉サービスです。

どのようなことをしてくれるのか、もう少し具体的に書いてみます。

訪問看護のサービス内容は、患者さんによって実に多岐にわたります。雑談をするだけの場合もあれば、看護師さんといっしょに買いものや散歩をする人もいます。

私の場合は、主に病気の経過報告です。これはたとえば、「幻聴の回数が減りました」とか「新しい薬が効いています」などです。

訪問看護で話したことは、看護師さんがカルテに挟み、申し送りのときに病院の看護師さんに伝えてくれますし、主治医も診察の前にサッと目を通してくださるようです。

ほかに薬の管理や、自立支援や障害年金などの福祉サービスの更新日を知らせてくれるときもあります。

ここまでに書いた内容は、あくまでもサービス内容の氷山の一角です。看護師さんは、看護のプロとして全力で患者を助けてくれます。

訪問看護を受ける際には、利用料金が発生します。しかし、これは自立支援、医療費受給者証、健康保険証の提示により、実質無料になります。毎回必ず提示する書類は、自立支援と医療費受給者証です。健康保険証は初回と変更時に見せればオーケーです。

今、この記事をご覧くださり、訪問看護サービスの利用をご検討なさる方は、ぜひ一度、通っている病院や最寄りの保健所などにご相談なさってください。

訪問看護師さんに来ていただくにあたり、お茶出しや部屋の掃除などの気づかいは、看護師さんいわく「必要ない」そうです。これは看護師さんが「患者さんのありのままの様子を見たいから」だと思います。でも私は、念のため簡単に部屋の掃除をするのですけれどね。雨の日は看護師さんがみえたときにフェイスタオルの一枚を差し出すとよいとも思います。ただし、このような「気づかい」に患者さんの無理は禁物です。できる範疇で、できることだけをすればよいと思います。

最後に重要な話をひとつ。あくまでも統合失調症の患者さんの話にはなりますが、薬物療法だけの治療より、薬物療法訪問看護デイケア通所などの福祉サービスを併用したほうが、病気の再発率が低下するようです。前もって「統合失調症の患者さんの話」とは書いたものの、私が思うにうつや双極性障害など他の精神疾患を抱えている方にも同じことが言えるのではないか、と思います。

精神科からご退院なさったばかりねか方や、情緒不安定な方、薬の管理が難しい方などなど、ぜひご検討ください。